フリューゲル音楽教室

お問い合わせ

Lesson

レッスンについて

ピアノを習うことは芸術にふれることです。

ピアノを習う上で、もちろん難易度の高いたくさんの技術を身に着けてほしいのですが、むずかしい曲をたくさん弾けることだけが尊いわけではなくて、その演奏に「言葉にはできない何か心の底からの感情表現」があってこそ、ピアノは素晴らしいと思います。

ピアノなどの器楽は歌と違って言葉を使いません。しかし例えば映画が意味を込めた映像を重ねることで人々の心を動かすように、役者が目の色一つで人々の涙を誘うように、ピアノの音だけで、ある意味では言葉を使うよりももっとダイレクトに人々の心に訴えることが出来るのです。

さて、初めてピアノを習おうかとお考えの方には、自分には縁のない高いレベルの話で、関係ないと思われたかもしれませんね。

しかしながら、この根本のピアノを習う意義を踏まえて、ピアノを始めることが実はとても大切だと私は実感しています。知識がないとかセンスがないとか最初から億劫に感じる必要は全くありません。レッスンを進めていくうちに、知識も広がり、センスも磨かれます。
センスは持って生まれた才能と思われるかもしれませんが、実は一途な努力によってこそ育まれるものなのです。

お子様も同じです。まだ幼いから分からないだろうと侮ってはいけません。表現する言葉は拙くてもお子様なりの立派な感性と感受性を持っています。ピアノを通して大切に育んでいくことは、大変有意義だと思います。

ピアノを習うことで身につくこと

知らず知らずのうちにピアノを習うことで育まれる素晴らしい力がたくさんあります。特にこの項目はお子様を育てるうえできっと一助になることと思います。

1自信を作る

まず弾いてみようという意欲。音を出してみようという好奇心。何かを始めるワクワク感は、子供にとっても大人にとっても楽しいものです。 ただ、だんだん自分が楽にできることと、沢山練習しなければできないことがはっきりわかってきます。ここで、「自分にはピアノは向いていない」といとも簡単に結論を下すことがよくあります。
でも、ここでちょっと待ってほしいのです。もしそのできない壁を乗り越えるまで頑張ったら、(それはきっと大変な辛抱と粘り強さを必要としますが)達成感を感じて自分の揺るぎない自信になるでしょう。その自信は自分の中で前向きな気持ちをどんどん大きくして、次へのエネルギーになります。子供さんには特にこの「自信を自分で作っていく力」を身に着けてほしと思っています。残念ながら、誰かから自信をもらうことはできません。他人と比べて(他人を見下げて)作る自信は偽物の自信です。

2謙虚さと個性のバランスをとる

先生の指導を謙虚に理解し再現しようとする素直な心や、作曲家はどういう意図があって作曲したのかを探る芸術に対する忠誠心、そして同時に自分はこう表現したいという意思の表現。そしてそれらのバランスをとること。これは大変難しいことです。

まず、素直に注意に従うこと。これは上達の一番の近道です。反抗心や疑いの心が支配したり、気がそれて集中力が切れたり、聞く気もちがなければ、何度も同じ注意を受けてなかなか先へ進めないでしょう。円滑にレッスンを進めるには、素直なマインド・セットが不可欠です。

3コミュニケーションスキルと美的感性を磨く

お子様にとっては、先生とのお話のやり取りは、大人と話す訓練をするチャンスでもあります。挨拶や御礼がきちんと身につきます。また、打ち解けていろいろなお話をすることで、思わぬ悩みを抱えていたことや、思考の癖などが分かり、レッスンをする上で大変役に立ちます。たまには楽しい旅行の話などをしてリフレッシュすることもあります。とくに思春期における家族以外の大人との交流は気分転換になるようです。

「きれいな音ってどうやって出すのですか?」とよく質問されます。私も答えを知りたいくらいです。何万回も打鍵して、楽器と自分の身体の微妙な具合をキャッチしつつ直感的にコントロールするものなのです。それもうまくいったり行かなかったりします。大変抽象的なので、教えるのも難しいです。でもその探究こそピアノを弾く楽しさにつながります。

レッスンでは時間の許す範囲で、絵画などを見せたり、映画の話、小説の話などもしています。お子様によって、いろいろな方向に興味があることが分かります。これもレッスンに役に立てたいところです。大人の生徒さんは、興味関心が多岐にわたりそのお話を聞くだけで私自身の視野を広がるので大変勉強になっています。

日頃の練習

ピアノを習得するためにはご自宅での練習がどうしても必要です。お子さまには毎日(どうしても不可能な場合は少なくとも週に3日)はピアノに向かう時間を確保して、短時間(20分から30分)でよいので集中して練習できるように環境を整えてあげることが必要です。親御さんにお手数をおかけしますが、親子でピアノに向かうコミュニケーションの時間として、お子さまのピアノに耳を傾けていただければと思います。

教室としての進度目標

レッスンを始めてからの教材の進み方は、生徒さん一人一人によって異なりますが、教室としては、小学校6年生までにブルグミュラーの「乗馬」が弾けるようになること、中学校3年生までにはソナチネやソナタを通して弾けるようになることを目安の目標としています。音楽的な基礎力については、スケール・ソルフェージュ検定8C級程度まで習得するのを目標にしています。8C級はすべての長調と短調のスケールを弾きこなすことができ、バイエル程度の短い曲は初見で演奏でき、三和音の音取りを習得するレベルです。8C級の実力をつければ、難しいショパンやベートーヴェン、バッハ、ドビュッシーなどの作品を仕上げていく基礎力がついたことになります。

スケール・ソルフェージュ検定

スケール(音階)と音取り(聴音)、初見視奏の3項目の検定試験です。級は当教室独自のものです。まずは、ハ長調(ドレミファソラシド)を弾くことから、音取りは、ドレミを聴き分けることから始めます。初見視奏とは、30秒ほど楽譜を読む時間をとり、その後にピアノで弾いてみるという試験です。正確に音が読めるか、リズムを理解できているかなど譜読みの力を試します。

スケール・ソルフェージュ検定 
グレード基準表

スケールオクターブ出題数聴音※2
10Aハ長調11単音5題
10Bハ、ト、ヘ長調※11単音5題
9Aニ、イ、ホ、ロ長調1単音10題
9B変ロ、変ホ、変イ、変ニ長調1単音10題(♯♭あり)
8Aイ、二、ロ、ホ、ト短調1重音5題
8Bハ、ヘ、変ロ、変ホ短調1重音5題(♯♭あり)
8C変ト長調、嬰へ、嬰ハ、嬰ト短調1 三和音5題
7A#1~6 長調2三和音10題
7B♭1~6 長調2三和音10題(♯♭あり)
6A#1~6 短調2 メロディ4小節
6B♭1~6 短調2 メロディ8小節
5A#♭2つまで 長調(?=120)42大譜表4小節
5B#♭2つまで 短調(〃)2大譜表4小節
4A#♭6つまで 長調(〃)2大譜表8小節
4B#♭6つまで 短調(〃)2大譜表8小節
3A#の調すべて(?=132 )24声体
3B♭の調すべて(〃)24声体
2すべて(〃) 34声体
1すべて(〃) 54声体

発表会

年に一回、8月に発表会を開催しています。ピアノ独奏から、連弾、ヴァイオリンなどとの共演など、毎年趣向を変えて企画しています。大人の愛好家の生徒さんもショパンやリストなどピアニスト顔負けの曲目で出演されています。

レッスン年間スケジュール

2月鑑賞教室検定の準備と教材
4月スケール・ソルフェージュ検定検定の準備と教材発表会用曲
6月鑑賞教室
大人の弾き合い会(5月)
発表会用曲検定の準備と教材
8月発表会 発表会用曲検定の準備と教材
10月鑑賞教室 検定の準備と教材
12月スケール・ソルフェージュ検定
大人の弾き合い会&忘年会
検定の準備と教材

※このほかに各種コンクール課題の準備(志願者)