異色のピアニスト ― 管谷怜子の挑戦
音楽界に新風を巻き起こす、注目のピアニスト管谷怜子。彼女の物語は、常識を覆す情熱の証だ。
20代でのデビューが当たり前のピアノ界だが、管谷は40代でCDデビュー、表舞台に躍り出た。ピアノ教室経営や大学講師の傍ら、12年をかけてバッハ全曲演奏会を成し遂げるなど研鑽を積んできた。
遅咲きの才能が今、満を持して花開く。
音楽に向き合うその姿勢は年齢に関係なく夢を追う人々の心を揺さぶり、勇気を与えている。
管谷の奏でる音楽には、長年の試練が生み出した深い響きの音色があり、心揺さぶる歌があり、奥深い知性があり、聴く人たちに大きな感動を与えている。
2025.7.25(金)松濤サロン(タカギクラヴィア)公演延期のお知らせ
楽しみにしてくださっていた皆さまには大変申し訳ないお知らせとなりますが、出演予定の管谷怜子の腕の痛みが予想以上に回復せず、万全の演奏が難しい状況のため、本公演を延期させていただくこととなりました。
詳しくはコチラ
リサイタル決定!
11月5日(水) 尾道東高校演奏会
12月1日(月) 管谷怜子ピアノリサイタル(福岡市民ホール中ホール)
管谷怜子のYouTubeチャンネルはこちら
2027年の世界デビューという夢に向かって歩み続ける中で、 皆様からいただいた温かい支援と心からの応援が、 私の音楽のすべての瞬間に力を与えてくれています。
一音一音に想いを込め、 時に迷い躓きながらも、 そのたびに皆様の励ましが私を前に進ませてくれました。
舞台の上で感じる会場の熱狂、思いあふれる拍手、SNSで届く心のこもったメッセージ、 遠く離れた場所からも寄せていただいた声援—— それぞれが私の心に深く刻まれています。
音楽は私にとって命のようなものであり、 皆様とのつながりこそが、演奏する喜びの源です。 舞台上は一人ですが、音楽と向き合う私は決して一人ではありません。皆様の聴取の力とともに音楽を紡いでいると実感しています。
これは大変に幸せなことです。
皆様のすべての支えに、心から感謝を込めて——
2025年7月20日
管谷怜子
福岡市出身。世界的ピアニストである故野島稔氏に師事し研鑽を積む。桐朋学園大学ディプロマコース修了。桐朋学園大学院大学修了。慶應義塾大学文学部(美学美術史学専攻)卒業。2007年FFGホールにてソロデビュー。東京、那須、仙台、熊本などでリサイタルを開催。2012年7月から12年をかけてJ.S.バッハ鍵盤楽器作品の全曲連続演奏会シリーズをやり遂げる。2022年までピアノ教室を主宰、九州大学の非常勤講師など後進の指導にもあたっていたが、現在は演奏家としての活動に専念している。
2023年から、東京にて日本文化サロン主催の定期リサイタル、東京Hakujuホールのリサイタルなど、東京での活動の場を広げている。2025年にはベトナムでもリサイタルを開催し好評を得る。
2023年に福岡で後援会「日時計の丘」が正式に発足、2024年にはレコーディング会場がある新潟十日町市でも後援会が発足するなど演奏活動を支援する輪がひろがっている。
2024年3月にファーストアルバムをリリース、好評を得る。2025年にはベートーヴェン三大ソナタのセカンドアルバムのリリース。今年からベートーヴェン没後200年の2027年に向けて「ベートーヴェン巡礼2027:ピアノソナタチクルス(全32曲)」連続演奏会に取り組んでいる。