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2007年福岡でのデビューリサイタルから、ソロリサイタルにこだわって活動してまいりました。
特に「バッハ全曲連続演奏会」シリーズでは、膨大な数のバッハの作品を10年にわたって、私のホームグラウンドである「日時計の丘ホール」という素晴らしい音響空間で演奏してまいりました。これこそがバッハが「音楽の父」といわれる所以だと実感するほどに、「バッハを全曲演奏すること=演奏家として音楽的な力の鍛錬に最も適した導き」だったと思います。じっくりと時間をかけたバッハの演奏経験を下積みとして、2022年からブラームス、シューマン、ショパン、リスト、とロマン派の大家たちの作品に挑んでいます。
さらに、2024年より2027年ベートーヴェンの没後200年に向けて「ベートーヴェン:ピアノソナタ全曲演奏」(全32曲)に取り組み、全32曲のCD化を予定しています。このように取り上げる作品も多様になり、また演奏会も福岡だけでなく東京へと広がりつつあります。そしてこれからピアニストとして世界の舞台へと羽ばたきます。
ぜひ管谷怜子の演奏を聴いていただき、演奏家としての旅路にお付き合いくださればと思います。
管谷 怜子
福岡市出身。桐朋学園大学ディプロマコース修了。慶應義塾大学文学部(美学美術史学専攻)卒業。桐朋学園大学院大学修了。世界的ピアニストである故野島稔氏のもとで研鑽を積む。
2007年福岡銀行本店ホールにてソロリサイタル開催。2012年7月からは、「日時計の丘ホール」にてJ.S.バッハ鍵盤楽器作品の全曲連続演奏会シリーズを始動、2024年に完了予定。
福岡、東京、那須、仙台、熊本などでソロリサイタルを重ねている。
2023年は、東京にて日本文化サロン主催のソロリサイタルを2、4、6月に開催し、 10月には東京Hakujuホールにてリサイタルを開催し、東京でのデビューを果たした。
九州大学芸術工学部非常勤講師。
2022年まで福岡市にてピアノ教室を経営し後進の指導にもあたっていたが、2023年より本格的なピアニスト活動に徹している。